【フィレンツェ日本語補習授業校の沿革】
本校は 1995 年 4 月トスカーナ在住の日本人の父母数名により、イタリア現地校やインターナショナルスクールに通う子供達のための日本語(国語)等の補習教育を目的として設立され、2001年にはトスカーナ日本人会教育部門の日本語補習教室となりました。さらに 2003 年 4 月には当時の在ローマ日本大使館領事、及びトスカーナ日本人会会長と数名の保護者のご尽力により日本の外務省から政府支援認定校として承認されました。その後フィレンツェ市と親善都市である岐阜出身の保護者のお力添えにより、フィレンツェ市と正式な契約が取り交わされ現在市内の公立小学校校舎を当校の校舎として借用することが可能となりました。設立より二十年以上の歴史を持つ本校の卒業生の中には、日本の大学(東京大学・慶應大学等)や他の国の大学で活躍する学生もいます。
【本校の基本方針】
トスカーナに在住する幼児・児童・生徒の環境を十分に配慮し、地域や環境の特色を生かして国語(日本語)を中心とした学習を通し日本の文化、伝統を学ぶことで日伊両国の文化を背景に育つ幼児・児童・生徒一人ひとりの特殊なアイデンティティーをより豊かに育て、自己を誇りに思える真の国際人を育成する教育を目指します。
【補習校概要】
本校は誰もが学ぶことが出来る様、経済的な負担を最小限に抑えるために運営は生徒の保護者のボランティアで行われています。現在、幼稚部から小学部・中学部・上級クラスまで合計 13クラス、全児童数はおおよそ 100 名にのぼります。
毎週土曜日に幼稚部は 15 時~17 時の 2 時間、小学部以上は 15 時~18 時の 3 時間の授業を行い、年間の学習を通じて日本の行事も取り入れながら日本語だけではなく、日本文化も学ぶ総合的な教育を目指しています。春にはもちつき大会、秋には運動会、借用校の校長・講師・生徒・及び学校周辺の住人との交流を図る目的で、日本の文化を紹介する交流会を保護者が中心となり年に 1 回開催しています。また図書コーナーでは子供から大人向けの日本語の本の貸し出しを行っており、年々外部団体や個人の方々からの寄付により少しずつ蔵書が増えています。
◇オンライン授業の場合は、授業の時間帯が各学年により異なります。
【主な学校行事予定】
●年間授業日数 約 36 日
※夏期休暇(毎年 6 月中旬~9 月初旬、年によって変更あり)
※イタリアの祝祭日にあたる場合は休校になります。
※選挙、現地校の休校等で校舎が使用できない場合はオンライン授業、もしくは休校になります。
1 学期-入学式/始業式(4 月)・餅つき大会・授業参観・懇談会
2 学期-運動会・日本語検定・文化交流会・クリスマス会
3 学期-学習発表会・卒業式/終業式(3 月)・その他 (避難訓練等)
※コロナウィルスの影響により、行事の中止・変更の可能性がございます。
●授業時間
幼稚部(1 時間目~2 時間目まで)小学部・中学部・上級クラス(1 時間目~3 時間目まで)
1 時間目 15:00~16:00 休憩(おやつ) 16:00~16:15 2 時間目 16:15~17:00 休憩 17:00~17:10
3 時間目 17:10~18:00
◇オンライン授業の場合は、授業の時間帯が各学年により異なります。
●設置学年 13 クラス
幼稚部、小学部、中学部、上級部 (高校 1 年~3 年)