ずいぶんと長い時間が過ぎて仕舞いましたが、ようやくオンライン授業から本来のあるべき姿である対面授業が再開される運びとなりました。

　経験して見ないと理解出来ないことですが、校舎を借りることには多大な困難が伴います。借用校側の校長の並々ならぬ尽力、地域の方々の理解等を受けて漸く契約の段階に至るのですが、その為には日本人会の方々や補習校の役員の方々等の大変な努力が必要ですし、今回も必要でした。

　そこまでして対面授業にこだわるのはオンライン授業では出来ないことが多々あるから、何よりも同じ境遇を持った子供達が同じ空間で一緒に日本語を学ぶことによって、相互に分かち合えることが出来、自身の境遇に自信を持つことが出来るから。　とは言っても、対面授業の出来ない時には必要に応じてオンライン授業を行う予定です。

先のことが良く見えない時ではありますが、これからも自分達の子供の為により良い環境の補習校を目指して、大変ではありますが、皆様の協力を得て続けることが出来ればと願っています。

そして子供たちには補習校の理念にある様に、日伊両国の文化を学ぶことを背景に、特殊なアイデンティティをより豊かに育て、自己を誇りに思える真の国際人になってほしいと思っています。